マネジメント業務やってみた

この記事はフラー株式会社 Advent Calendar 2022の8日目の記事です。
7日目は 346さんで「アンリアルクエストをはじめてみた」でした。

背景

23歳で大学院を卒業後、エンジニアとして働いてきました。
子どもの誕生に伴い1年間休職しましたが、今年で勤続8年目、本日30歳になりました。

そんなアニバーサリーイヤーは完全なるエンジニアから半エンジニア半マネージャーへの転換期でもありました。
今までとは考えることも日常業務も色々変わってきたので、ちょっとまとめてみたいと思います。

マネジメント業務をやると決めたきっかけ

以前いた会社では、組織図上で女性マネージャーが0人の状態でした。

社長とのランチのついでに理由を聞いたところ「お願いしても、自信がない家庭優先だと断られる」との回答で、なんとなく残念な気持ちになったのを覚えております。
私は天邪鬼なところがあるもので、「もし自分に打診がきたら、絶対引き受けよう」と決めました。

以前の会社ではエンジニアのキャリアだけをつけ現職に転職
そこから約1年半経った今年4月、組織体制が変わることになりました。職種別にユニットを確立する方向になったのです。
その中でサーバーサイドユニットのメンバーの管理を任されたのが私でした。

勤怠管理,アサイン調整,毎月の1on1をお願いされました。
毎月0.2人月くらいマネジメント業務をやることになるかなとのお話でした。
なんとなく「それだけじゃないよな?」と思いつつも、不安な気持ちは無視してお受けしました。

やってみなくちゃわからない わからなかったらやってみよう
(娘の好きなアニメからいただいたお言葉です)

実際の業務

とりあえず一番初めに依頼された職務内容を元に、実際どんな仕事だったのかを書いてみます

勤怠管理

各面々の勤務状況から就労規則や労働法的に問題ないかをチェックしています。
就任した直後の2ヶ月くらいは、ひたすら就労規則を読み返す状態になってしまいました。
また今現在も労働法はわからないことが多いので、誤りのある知識で返答しないよう、労務の担当者にSOSを出しまくっています。

アサイン調整

弊社は複数のプロジェクトを抱えており、職種ごとに「N人月が必要」のような情報がやってきます。
空いているメンバーをとりあえず参戦させる!おしまい!!
ではだめです!!
N人月の裏には隠れた条件があります。絶対にPMや既に参加されている他のエンジニアに確認を入れないと痛い目を見ます。
またアサインされる側のエンジニアにも人生があります。価値観があります。目指すキャリアがあります。
本人の意向は必ず確認するようにしています。
なんとなく現在感じている、前もって把握しておいた方が良さそうなのは事項は以下の通り

【プロジェクト関連】

  • フェーズ(要件定義/見積もり/設計/開発/初回or追加開発)
  • 参加が決定しているメンバー
  • (開発が決定しているのなら)見積もり工数アサイン状況
  • MTGの開催頻度
  • リリース時期の変更の可否
  • お客様とのやりとりの有無

【管理対象メンバー関連】

  • 感じている中長期的な課題感
  • 本人の得意だと感じている事項
  • 本人の不得意だと感じている事項

毎月の1on1

ユニットの各メンバーと私とで、毎月1on1を開いています。
前の章で書いた通り、アサインを考える段階で、本人の考えや価値観を知っておく必要があります。
そのためにこの1on1はとても重要な情報収集機会です。
毎月全力で望んでいます。

その他

その他にも諸々細かい……と見せかけて大きなタスクが降ってきます。
が、ちょっとまだ語れる段階にない……やってきたことが形になったタイミングでどこかで👋

マネジメント業務やってみた感想

当初、マネジメント業務とエンジニア業務は2:8くらいになる想定でした。
ただ実際は5:5くらいになっています。
評価期間になるともっと寄るかな🤔🤔

常にいっぱいいっぱいで、きたタスクをひたすら打ち返すような日々でした。
ただ、やってて思ったのですが、マネジメント業務もなかなかな専門職です。
書籍を読んだりや他の人の経験を聞いて学べることも頗る多いです。
今後はその場限りの打ち返しばかりするのではなく、体系的にマネジメント業務を学び、管理対象のメンバーやプロジェクト、会社が一番いい関係になる手助けをしていきたいと考えております

以下雑記

意識していること

  • 自分がボトルネックにならないようにする
  • マネージャー業務だって専門職

辛かったこと

管理対象の方から退職の意向をお聞きした時が一番辛かったです。
退職者が出ると言うことはアサイン調整のやり直しや、引き継ぎ業務、各関係者への連絡など沢山のタスクが降ってきます。
ただそのどれも気にならないくらい、自分の中での喪失感が大きかったです。
とはいえエンジニアに転職はつきものです。
精一杯の虚栄で笑顔で送り出しました

来年やりたいこと

  • 労働法の知識をつける
  • マネジメントに関する知識をもっとつける